鈴木眼科グループBlog トップ 鈴木眼科グループBlog 老眼用フェイキックIOLのデメリットとメリット 手術による老眼の対処法③ 老眼用フェイキックIOLのデメリットとメリット 手術による老眼の対処法③ 2024.12.09 番場 老眼多焦点眼内レンズスマホタブレット こんにちは。本日はタイトルにある、「老眼用フェイキックIOLのデメリットとメリット」についてお話していきます。参考「老眼 疲れる.....老眼の対処方法とメリットデメリットは?<<NO.2>>」 フェイキックIOLとは? 「有水晶体眼内レンズ」を指します。この人工の眼内レンズを前房または後房に挿入する手術のことを「有水晶体眼内レンズ挿入手術」と呼びます。 どのような手術? 白内障手術では濁った水晶体を取り除きます。フェイキックIOLの場合は水晶体は残したままで、前房または後房に眼内レンズを挿入し、視力改善を図ります。 手術適用はどんな人? 年齢が18歳以上で、近視が強い方が適用になります。 デメリット・メリットは? デメリットはモノビジョンレーシック同様、調節力は年齢を重ねるごとに衰えていき、白内障と老眼は必ず発症して進んでいくため見え方は衰え、やがては白内障手術が必要となり、その際には先にフェイキックIOLを取り除き、一定期間を空けて検査の後、白内障手術を行うことになります。また、レーシック等の角膜の手術に比べ、費用が高く、感染症リスクも上昇します。 メリットは調節を担っている水晶体が残るので水晶体の調節力をある程度利用することができます。*老眼の治療には有効ではありません。また、見え方になれなかったり、不具合が出た場合等は、眼内レンズを取り出し、手術前の状態にほぼ戻すことが可能です。 参考までに、この記事に関連する他院Webサイトの記事はこちら 老眼の根本的な治療をする場合は、多焦点眼内レンズによる手術が必要になります。 ・多焦点眼内レンズによる近視・乱視・老眼治療・レーシック(LASIK)後の視力低下に対する近視・老眼治療としての多焦点眼内レンズ ・Q.「過去にレーシック手術を受けていても大丈夫ですか?」 多焦点眼内レンズQ&A[どんな人が手術を受けられるか]⑤ ・Q.「スマホ老眼も治せますか?」 多焦点眼内レンズQ&A[どんな人が手術を受けられるか]⑥ ・Q.「多焦点眼内レンズ手術は本当に安全なのでしょうか?」 多焦点眼内レンズQ&A[どんな人が手術を受けられるか]⑦ ・Q.「全国どこでも老眼・近視・遠視・乱視治療の多焦点眼内レンズ手術をお願いできますか?」 多焦点眼内レンズQ&A[どんな人が手術を受けられるか]⑧ ・Q.「多焦点眼内レンズ手術をしても、メガネやコンタクトレンズを使わなければならないケースはありますか?」 多焦点眼内レンズQ&A[どんな人が手術を受けられるか]⑨ ・近視・遠視・乱視と老眼、老眼とレーシックの関係 さいごに 今回は老眼の対処法「老眼用フェイキックIOLのデメリットとメリット」というテーマについてお話ししましたが、いかがでしたでしょうか? 次回は老眼の対処法「角膜インレー挿入術のデメリットとメリット」についてご説明していきます。 多焦点眼内レンズについての資料はこちら 当院ではお電話やWEBで治療相談のご予約を承っております。ぜひご気軽にご相談ください。 鈴木高佳 鈴木眼科グループ院長 兼 主任執刀医。 平成6年日本医科大学卒。日本医科大学第一病院にて麻酔科研修後、横浜市立大学医学部付属病院に所属する。この間、同大学病院、函館の藤岡眼科病院、小田原の佐伯眼科クリニックへの勤務を通して白内障手術はじめ眼科一般の経験を積む。平成14年より東京歯科大学市川総合病院眼科にて角膜疾患の診断・治療に携わり、また同年より東京歯科大学水道橋病院眼科にてLASIKをはじめとする屈折矯正手術と日帰り白内障手術を専門に行う。平成19年国際親善病院眼科部長に就任。網膜硝子体疾患に対し手術および内科的治療(光線力学療法、抗血管内皮増殖抑制因子硝子体注射療法など)を導入し、多数の患者さんの診断と治療を担当。平成22年4月、戸塚駅前鈴木眼科を開院。 関連記事 2025.01.20 【出演情報】AbemaTV 「For Japan-日本を経営せよ!」に鈴木眼科グループ代表の鈴木高佳が出演しました! 老眼多焦点眼内レンズスマホタブレット 2025.01.17 【番組放送のお知らせ】本日21:30から!AbemaTV 「For Japan-日本を経営せよ!」に鈴木眼科グループ代表の鈴木高佳が出演します! 老眼多焦点眼内レンズスマホタブレット 2025.01.15 【出演のお知らせ】AbemaTV 「For Japan-日本を経営せよ!」に鈴木眼科グループ代表の鈴木高佳が出演しました! 老眼多焦点眼内レンズスマホタブレット ブログ一覧
鈴木眼科グループ院長 兼 主任執刀医。 平成6年日本医科大学卒。日本医科大学第一病院にて麻酔科研修後、横浜市立大学医学部付属病院に所属する。この間、同大学病院、函館の藤岡眼科病院、小田原の佐伯眼科クリニックへの勤務を通して白内障手術はじめ眼科一般の経験を積む。平成14年より東京歯科大学市川総合病院眼科にて角膜疾患の診断・治療に携わり、また同年より東京歯科大学水道橋病院眼科にてLASIKをはじめとする屈折矯正手術と日帰り白内障手術を専門に行う。平成19年国際親善病院眼科部長に就任。網膜硝子体疾患に対し手術および内科的治療(光線力学療法、抗血管内皮増殖抑制因子硝子体注射療法など)を導入し、多数の患者さんの診断と治療を担当。平成22年4月、戸塚駅前鈴木眼科を開院。