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Q.「多焦点眼内レンズ手術は何歳ごろから受けられますか?」 多焦点眼内レンズQ&A[どんな人が手術を受けられるか]①

番場

Q.「多焦点眼内レンズ手術は何歳ごろから受けられますか?」 多焦点眼内レンズQ&A[どんな人が手術を受けられるか]①サムネイル画像

 

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A.年齢的な制限はありません。
例えば白内障には加齢性白内障のほかにも、ケガが原因で起きる外傷性白内障、ステロイド剤の投与が原因で起きるステロイド性白内障、アトピーに伴う白内障などいくつか種類があります。
そういう白内障の患者さんは年齢層が決まっていませんが、白内障手術が望ましく、可能な病状なら多焦点眼内レンズを使って治療することができます。

ですから小児以来、何歳でも受けられますが、
ただ 

''40歳前後以降で老眼が始まっている方'' 

あるいは

''若くして白内障になり、単焦点眼内レンズではピントが固定されるため、若くして老眼になってしまう方'' 

が、多焦点眼内レンズ手術の対象といえるかもしれません。

さいごに

今回は老眼について説明してきましたが、老眼以外の他の病気による視力低下が起こっていることもありますので「老眼」かな?と思ったら眼科受診をお勧めします。

 

次回は「80歳以上の方も手術可能か」という内容の質問にお答えしていこうと思います。

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鈴木高佳

鈴木眼科グループ院長 兼 主任執刀医。 平成6年日本医科大学卒。日本医科大学第一病院にて麻酔科研修後、横浜市立大学医学部付属病院に所属する。この間、同大学病院、函館の藤岡眼科病院、小田原の佐伯眼科クリニックへの勤務を通して白内障手術はじめ眼科一般の経験を積む。平成14年より東京歯科大学市川総合病院眼科にて角膜疾患の診断・治療に携わり、また同年より東京歯科大学水道橋病院眼科にてLASIKをはじめとする屈折矯正手術と日帰り白内障手術を専門に行う。平成19年国際親善病院眼科部長に就任。網膜硝子体疾患に対し手術および内科的治療(光線力学療法、抗血管内皮増殖抑制因子硝子体注射療法など)を導入し、多数の患者さんの診断と治療を担当。平成22年4月、戸塚駅前鈴木眼科を開院。

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